エアコン取り付け真空引き雨施工

真空引きについて

下記雨の日の取り付けでも説明しておりますが、
水分などの混入の恐れがある場合真空乾燥引きをして配管内をドライにする目的と
エアコンの冷媒には当然冷媒ガスが使われています

これは圧縮すると液になりますがここに空気が混入すると
空気はいくら圧縮しても液体にはなりませんここで
電気のロス故障の原因となりますで、真空引きの必要がでてくるのです。

真空引きと真空乾燥は違う物となります、
メーカーの取り付け説明書にて真空ポンプを
15分作動させると記載あるところ10分で終了させたら
手抜きだとおっしゃる方がいるようですがこれは間違いです。

標準的な長さ冷媒管内に液体としての水分が無い場合電動真空ポンプの
真空を抜く性能限界は2~3分ほどで到達します。
完全真空に近い程エアコン性能が良くなるわけではありません。

取り付け業者が理解して作業していれば問題ないのですが
水分の混入の恐れがあるのに5分程度で終了させていたら手抜き工事と
言っていいでしょう、ただ取り付け業者が理解しておらず作業
してる場合もありますが。

なぜ電動ポンプを使用するのか、雨など配管内に混入した時
電動ポンプであれば圧力再上昇時にも常時低圧化作業を
自動継続可能であるからです。

手動ポンプでも、操作を継続すれば電動ポンプと同じ効果を
得ることができるが15~20分も継続させるのは厳しいですからね

晴れた日など配管内に水分混入の恐れがない場合、
家庭用エアコンに限っては手動真空ポンプでもまったく問題ない
レベルまで真空は抜けます。
(当店では手動ポンプは使用しておりません、すべて電動ポンプにて対応させて頂いています。)

真空引きはもちろん大事ですがエアコンの取り付けには他にも重要な
ポイントがいくつもあります、締め付けトルク、フレア、ドレン勾配断熱etc、
エアコン取り付けで失敗しないためには業者選びも重要です。

雨の日に取り付け冷媒管に水が混入した場合の実験

知られていないのかあまり話題にならないエアコン取り付け時に雨など混入の恐れがある場合の実験をしています。

先に結論としてまともな業者であれば雨があたる現場の工事は延期します。
マンションのベランダなど室外機、冷媒管ジョイント部分に雨があたらない場所であれば問題なく施工できます。

一部の引越し業者、家電量販店の業者などはお客様に
リスクをまったく説明せず雨が混入しようとまったく
お構いなく取り付けていく業者がいるようです。

さらに悪いことに電動真空ポンプを使用せず手動式などで
真空を引く業者が多いようです。

(真空引きと真空乾燥の違いです手動式でも晴れた日など正しく
使用した場合はまったく問題ありません)
当店では手動ポンプは使用しません、すべて電動ポンプにて対応しております。

なぜ無理に取り付けていくのか?
閑散期であればメインの仕事がなくなる(その日の収入が無くなる)
繁忙期であれば仕事が詰まっている持ち帰ると元受会社に悪印象など。

知識のないお客様でしたら雨で大変なのに一生懸命つけてくれたと
感謝されるかもしれません・・・

話が長くなりましたが実験していきます。
写真のように準備しサイトグラスに水をいれて実験してみました、
使用する真空ポンプはタスコ製ツーステージで家庭用エアコンから
業務用中型まで真空を抜けるとホームページで掲載されている真空ポンプです。

本来は冷媒管内に水が入るので条件はもっと悪いはずですが、わかりやすくするためこの状態で実験してみました。

まず水を入れずに動作確認

僅か数秒で-0.1MPaに真空を抜くのがホースとグラスサイトのみですので
早いのは当然ですね、バルブを閉めて気密を見てみます

5分後も換わらず真空計は-0.1MPaを表示しています。
問題ないので次は水をいれてみます。

少量の場合

綿棒を湿らせてサイトグラスの中にいれてみました量的には
水滴2~3滴ほどの量です、この状態で真空ポンプを15分作動させました

その後気密テスト5分後も変わらず-0.1MPa問題ないので
綿棒を取り出し調べてみました結果完全に乾いて
乾燥状態になっていました少量であれば15分ほどで
気化蒸発させることができるようです。

サイトグラス内に水

写真ではわかり難いかもしれませんが水をいれてみました
写真に写っていない場所にも水がとどまっていますので
1~2グラムほどかと思われますこの状態で真空を抜いてみます。

真空ポンプを作動させるとサイトグラス内の水は沸騰して
数分たつとサイトグラス内の水は跡形もなく消えました。

おそらく真空ポンプ内に吸い込まれたと思われますその証拠に
真空ポンプオイルが白濁化しています本来は無色透明です
このまま15分ほど真空ポンプを作動させました。

真空ポンプ停止バルブを閉めて5分後

わずかに水分が残っていたのか真空計読みで-0.099となりました
さらに耐圧ホースを真空ポンプから外すとホースパッキンに
僅かに水が付着していました。

これだけ短いホースでも僅かに水がのこったようです
本来のエアコンの冷媒管の条件より、かなりいい状態でも僅かに水が残りました。

本来であれば真空計の数値に変動がある時は雨の日などは
水分混入の恐れがあると予測し継続作動させて乾燥真空させます
晴れた日などに数値変化ある場合は冷媒管接続不良を疑います。

白濁したオイルこの後オイル交換しました

実験結果として少量であれば乾燥できるが少し多く混入すると
乾燥しきれない場合もあるとなりました。

状況によっても結果は変わってくるかとは思いますが少量でも
水分が残る可能性がある場合はエアコン取り付けをするべきではありません。

他者様のサイトでも真空デシケーターなどを準備してかなり詳しく
実験してる方もいらっしゃいます。

そちらのサイトの説明文でも2グラムほどの水を気化蒸発させるのに
今回使用した真空ポンプより高性能なポンプを使用して1時間以上掛かるとの
実験結果を載せいてるところもあります。

エアコン内に水分が残っていると冷凍機油は吸湿性があり
変質して故障の原因になります水分ですので冷媒回路内は水は凍る温度です
詰まり、解氷を繰り返し運転に支障をきたす可能性が十分考えられます。

ただ家庭用エアコンの取り付けの大部分は家電量販店での取り付けかと思います
雨の日に取り付けられたエアコンも相当数あるかと思いますが
問題にはなっていません、ただちに影響はでないようです。

エアコンの寿命にどのように影響してくるか未知数ですが
水分混入エアコンは寿命が短いのは容易に想像できます。

弊社では確実な施工をするため雨の日
雨のあたる現場では延期をお願いしております。

水混入の恐れがある取り付けは絶対に避けるべきですが
暑くて耐えられないなどの理由で取り付け日を延期したくない
お客様は雨の日の取り付けリスクを理解して頂いて
取り付けすることもあります。

設置場所などにもよりますが小雨で取り付けに
さほど影響がない状況であれば取り付け可能です。

その場合冷媒管接続時には水混入を極力防ぎ
電動ポンプで20分は乾燥真空引きします。

水滴2~3滴であれば問題なく乾燥させることが可能です
それ以上の混入になると乾燥しきれなくなる恐れがあります。

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